keiko-imuraジュエリー作家 井村 敬子 ( Keiko Imura )

花や樹など、自然が作り出したものをモチーフに、ながく身につけてもらえることを大切に制作しています。

独自技法

アートライン

金線細工は「カンティーユ」と呼ばれ、18世紀頃盛んに作られていました。
ジュエリー作家 井村 敬子の線のもつ美しさを形にしたものがVigeeのアートラインです。

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ブレードアートライン

細い線を編んでいくことによって、繊細さと立体感を出したものがブレードアートラインです。独自のオリジナル技法です。

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略歴

1988年Vigee設立。デザイン制作を担当し、アートラインという技法を生み出す。
1995年お客さまとのふれあいを求め、西荻窪にギャラリーと工房を兼ねたジュエリー工房 Vigeeをオープン。
1996年彫金教室を開講。職人が教える、好きな物から始められる、という今までにないシステムを導入。
1998年気軽にリフォームを楽しめる、セミオーダーのデザインを手掛ける。
2004年ブレードアートラインの技法を生み出す。現在も職人として手作りの暖かみある作品を提案し続ける。

得意な技法

線を使った表現。
アートラインの基本は植物のツル。
イメージとして、お日様に向かって伸びていく生命力を表している。

好きなテーマ

静かに夜空に浮かぶ月、またたく星々、樹々の葉が風に吹かれザワザワゆれる、太陽のまぶしさに海面がキラキラ輝く、自然の景色を眺め切り取り感じたことを形にしたい。

動機

自分の手から形ができいくのが楽しい。
素材は、木、布、ガラスいろいろあるけど金属の加工が合っている気がしたから。
宝石を眺めていると、その石の中に入っていくような気がして楽しい。

大変なこと・難しいこと

お客様からお預かりしているものはもちろん、石は一つしかない。
傷をつけることなく壊すことなく作業することが大変。

嬉しいこと・楽しいこと

注文をいただいて、納品し、お客様に喜んでいただける時が嬉しい。
少し人の役に立てたと思うから。

現在の活動

西荻の工房と奈良の山々を眺めながらの仕事場と月の半分づつ違う場で制作してます。
行き帰りする電車の車窓の一景色も季節の変化が楽しめ今は色の変わることを楽しんでいる。

ブーケに見立てた紅碧色のカルセドニーとパールのペンダント&ブローチ(2005年制作)